「青々とした緑」とは“何色”なのか? 「日本語教師」が明かす“国語”ではなく“日本語”を教える難しさ…「暗黙のルールで教室では触れない話題もあります」
近年、「日本語教師」という仕事が注目されつつある。日本人が学校などで習う「国語」ではなく、外国人に「日本語」を教える仕事だ。
日本語は、世界的に見ても外国人による習得が非常に難しい言語だといえる。
ひらがな、カタカナ、漢字という3種の文字がありながら、発音は50しかないため「同音異義語」が多く、「パラパラ」というオノマトペ1つで雨の降り方だけでなくチャーハンの状態をも表現する。
「ン」と「ソ」がかき分けられるまでに3か月を要したかと思えば、次に習う漢字においては、1つ1つなんとか読み方を覚えた苦労を「当て字」がかっさらうのだ。...