四畳半フォーク誕生前夜 ボブ・ディランとの出会いが「あがた森魚」少年を音楽に導いた

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 1972年に大ヒットした「赤色エレジー」で知られるシンガーソングライターのあがた森魚(76)。フォークソングブームの一端を担ったこの曲を当時聞いていた人たちにしてみれば、その後、彼がテクノポップを歌ったと聞いて驚くかもしれない。その音楽観はどのように出来上がったのか。

(全2回の第1回)

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 北海道北部の留萌市の生まれ。父が運輸省海運局(当時)の支局長などを歴任していた関係で、その後、小樽、青森、函館に移り住んだ。...

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