「不動産事業は伸びしろがあると思うんだ」 みのもんたさんが晩年に熱く語った「経営者」としての“野望”

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葬式は「あけてびっくり玉手箱」に

 とはいえ患っている病から残りの人生も意識していたようで、こんな話も打ち明けていた。

「世の中『終活』なんて言うけど、人生は最後まで楽しみたいよ。最近は『生前葬はこんなのがいい』『遺言書はこう書いておけ』とか、やたら“死ぬ準備”の話が多くない? そんなことより、最後まで楽しく、元気に生きようという発想の方が大事だと思うんだよね。そりゃ命が短くなってくるのは寂しいし、悲しいけど、だったら逆に、最後の最後まで人間らしく、個性豊かに人生楽しんでさ。だから会社の事業も含めて、チャンスがあれば果敢に最後の挑戦をしたいと思ってる。そんな自分の生きざまみたいなものをみんなに見てほしいな。『みのもんた、テレビの仕事がゼロになってかわいそうだな』という思いではなくて」

 そして自身の「死後」についてはこうも語っていた。

「お葬式はどうしようとか、そういうことも考えていますよ。具体的にはまだだけど、『あけてびっくり玉手箱』みたいな。友達に集まってもらって、お酒でも飲んでもらえたら幸せだよね」

 最後までエンターテイナーとしての「みのもんた」を貫いた80年だった。

デイリー新潮編集部

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