みのもんたさんが晩年見せていた”寂しげな表情”の裏側 妻との別れ、次男の逮捕… 「愛妻弁当」を嬉しそうに自慢する”全盛期”の姿も【貴重写真】
華やかな会場で見せた“表情”
次男の事件から1年がたった14年。ホテルオークラに各界の著名人1000人が集まり、みのさんの古希を祝う会が開かれた。ご本人は、
「やっぱり、日本の将来をけん引するような番組をやりたいね。新聞の社説のように主張の出る番組をやりたい」
返り咲きへ向けての意欲的な発言をしていたが、ふと会場で一人になった瞬間には、何とも寂しそうな表情をのぞかせていた。
さらに時がたち、20年になると、報道への復帰どころか、唯一のレギュラー番組だった「秘密のケンミンSHOW」(日テレ系)も降板。その1年前にパーキンソン病にかかったことが降板理由だったと後に明かしている。
同年12月。菅義偉首相(当時)や杉良太郎ら7人と銀座のステーキ店で会食した際のみのさんは、報道陣から店内での様子を聞かれると、受け答えはするものの、かつてのエネルギッシュさは失われていた。それから4年余り、テレビの影響力を知り尽くし、その黄金期を支えた功労者がまた一人、この世を去ったのである。