600人が集まった「七代目三遊亭円楽」襲名披露宴の“ご祝儀額”は? 桂宮治は「30万円です」とポロリ
先代の死からおよそ2年半。空席だった名跡「三遊亭円楽」が襲名された。五代目円楽が師匠、六代目円楽は兄弟子という三遊亭王楽(47)が七代目に決まった。
***
【写真を見る】私服姿だと印象がらり 男前な「七代目三遊亭円楽」
落語界のサラブレッド
「加えて実父は三遊亭好楽(78)。落語界におけるサラブレッド的存在ですね」
と言うのは演芸記者。
「先代、先々代とも演芸番組『笑点』にレギュラー出演したことで、円楽という名跡は落語ファン以外にも広く知られるようになりました。2月20日に都内で開かれた襲名披露宴は、数年来で指折りの盛り上がりを見せていました」
出席者の一人が振り返る。
「東西の噺(はなし)家を中心に、600人以上が顔をそろえましてね。落語協会からは林家木久扇(87)、柳亭市馬(63)、林家たい平(60)、柳家喬太郎(61)が、落語芸術協会からも春風亭昇太(65)、三遊亭小遊三(78)、桂宮治(48)、立川流から立川志の輔(71)、立川談春(58)、立川晴の輔(52)が出席していました」
関西組はこんな面々。
「桂文枝(81)と桂米團治(66)、講談からは人間国宝の神田松鯉(しょうり・82)と、最近はテレビでおなじみの神田伯山(41)も駆け付けました」
「最初は10万円包もうかと思ったけど……」
父の好楽は、マイク片手に出席者の祝いの声を聞いて回ったという。
「相手に必ず聞いたのが持参した御祝儀の額。最初のターゲットは、ベテラン漫才コンビおぼん・こぼんのおぼん(76)で、“最初は10万円包もうと思ったけれど、いろいろなところに電話して聞くと、仲間の芸人だから3万円でいいんじゃないかとなって、3万円にしました!”。大爆笑の中、すかさず好楽が“まさか、コンビで3万円?”とツッコむと、さすがにおぼんは“それぞれ3万円です!”と頭を掻いていました」
会場を沸かせたのは笑点メンバーの桂宮治も同様で、
「最初は言を左右にしていましたが、同じテーブルの伯山に“言っちゃえ、言っちゃえ”とあおられて“30万円です”とポロリ。会場にどよめきが起こるや、“盛りました”とベロを出した。会場は再び大きな笑い声に包まれましたよ」
[1/2ページ]