「別の人骨片が排水管から発見され…」 琵琶湖バラバラ殺人、74歳受刑者の焼き肉店で

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「木刀でたたかれて顔を腫らしてたわ」

 杠容疑者を知る飲食店関係者によると、

「建設会社にいたころの彼の“正体”はパチンコ仲間のリーダー。琵琶湖周辺の店で稼いでたけど、金への執着がすさまじく、懐が寂しい仲間からも容赦なく取り立てるし暴力も振るう。川本さんも金の貸し借りでトラブって、彼に木刀でたたかれて顔を腫らしてたわ」

 焼肉店を出して以降、パチンコの頻度は減った。

「釜山の客入りは悪かったのに守山市内の飲み屋で仲間におごったりしてるし、どないして稼いでるのか不思議やった。それともう一つ。釜山に家宅捜索が入って、排水管でちっちゃい人の骨が見つかったやろ。あれはどうなったんかな」

 先の記者が後を受ける。

「18年9月に行われた家宅捜索では複数の刃物に加え、数ミリ程度の人骨片が出ました。骨は死後数年が経過しているとみられ、中川さん、川本さん両名のDNA型と一致しなかった。別の人間の骨です。ただし、杠が焼肉店を出した10年7月以前に空き家だった時期もあるため、詳細は分かっていません」

 焼肉店営業時に亡くなった人の骨であるかもしれない。二度あることは三度ある、ともいうが……。

週刊新潮 2025年3月13日号掲載

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