「成年の年を過ぎてからの成年式には違和感を覚える」 悠仁さまの成年式の日程が1年も遅れる理由とは

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「遅れてよいことはない」

 こうした状況下、さる宮内庁関係者が明かすには、

「成年なさったことを内外にお示しする儀式なのですから、本来であれば18歳のうちに執り行われなければなりません。会見で長官は、『なるべく早いほうがいい』というのが秋篠宮さまのお考えであるとも述べていましたが、だとすれば、陛下のご日程が過密とはいえ、半年後というのはあまりに遅過ぎます」

 成年式を経たのち、悠仁さまは学業に支障のない範囲で宮中行事や宮中祭祀(さいし)に臨まれることになるのだが、

「ご公務を担われる皇族数の減少が叫ばれて久しい折、そうした場への悠仁さまのお出ましが遅れてよいことはありません」(同)

 かねて秋篠宮家と宮内庁とはコミュニケーション不全が指摘されており、それが国民への説明不足という事態を招き、時にはご一家への批判をエスカレートさせてきた。今回の決定の経緯もまた、世間からすれば決して明快とは言い難い。

「国民に分かりやすく説明すべき」

 皇室解説者の山下晋司氏が言う。

「成年の年を過ぎてからの成年式には違和感を覚えます。宮内庁は両陛下のご日程などを踏まえた“総合的な判断”と言うだけではなく、なぜ18歳のうちに行えなかったのかを国民に分かりやすく説明すべきです」

 40年ぶりに成年式が執り行われる男性皇族のご活動が、出だしでつまずくなどあってはならないのである。

 前編【「愛子さまの自然なほほ笑みと異なり…」 悠仁さまの成年会見を識者はどう見たか 「国民がほほ笑ましく思えるお答えがあってもよかった」との声も】では、悠仁さまの成年会見について、愛子さまの会見との比較などを交え、識者の見解を紹介している。

週刊新潮 2025年3月13日号掲載

特集「悠仁さま 30分初会見で露わになった期待と不安」より

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