予算10億円の「虐待判定AI」が導入見送りに…専門家が「子ども家庭庁に批判が殺到するのは当然」と断じる理由 「AI開発よりも児相職員の給料を上げた方がよほど虐待抑止につながる」

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 政府は昨年12月27日、2025年度の予算案を閣議決定した。その際、こども家庭庁に7兆3270億円が計上されたことが注目を集め、ネット上では議論が巻き起こった。こども家庭庁に巨額の予算を投じれば、少子化は改善され、子供を育てやすい社会が到来するのか──。この問いに対し、XなどのSNSでは「ダメに決まっている」という意見が多数を占めている。

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 こども家庭庁が誕生したのは2022年6月。それにしても、これほど国民に評判の悪い省庁も珍しい。...

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