“復帰”ショーンKはどこで何をしていたのか? 所属事務所の社長を直撃「本人はなぜこんな騒ぎになっているのかと不思議がっています」
2016年に学歴・経歴詐称が発覚した、ショーンKこと川上伸一郎氏(58)に注目が集まっている。しばらく音沙汰がなかったが、来月、千葉県内で開かれる講演会に登壇することが明らかになったのだ。いったい彼はこの間どこで何をしていたのか。そして自身の“黒歴史”についてどう思っているのかーー。所属事務所の社長を直撃した。
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【写真】「コンサル実績720社」。今も強気なショーン氏の経歴。一見華麗だが、学歴・職歴などの具体的な記述がないので検証は難しそうだ
名前をハーフ風に“偽装”していた疑惑まで…
久しぶりにショーン氏の名がネット上を駆け巡ったのは3月4日午後のことである。一部スポーツ紙が、4月24日に千葉県で行われる「君津商工会議所創立30周年記念事業」の講演会に登壇予定と報道したのだ。
実際、君津商工会議所のホームページに講演会は告知もされており、〈好評により入場チケットがすべて完売となりました〉とある。他のネットメディアもこぞってこの話題に飛びついたことで、「ショーンK」はXにトレンド入りするほどの騒ぎになった。
週刊文春の「学歴・経歴詐称報道」から9年。世間がここまで反応を示したのは、文春報道があまりに衝撃的だったからに違いない。
「テンプル大卒・MBA取得の経歴はウソ。本当は生粋の日本人で、名前をハーフ風に“偽装”していた疑惑まで持ち上がった。各社、今回の報道で“『ショーンK』ことショーン・マクアードル川上氏は…”と書いていますが本名は『川上伸一郎』です」(芸能記者)
「経営コンサルタント」としての実績にも疑問符がついた。
「ショーン氏は、95年に立ち上げたという自身のコンサル会社のホームページに『マネジングパートナー』として3人の幹部を写真入りで掲載していましたが、無関係な人物の画像を勝手に使用していたことが文春の取材で発覚したのです」(同)
今も誇る「コンサル実績720社」は本当なのか?
だが、ショーン氏は今も経営コンサルタントの実績については揺るぎない自信を持っているようだ。
昨年8月に立ち上げていたホームページの経歴にはこうある。
〈金融、製造業、ハイテク、情報通信、産業財、メディアなど大手から中小零細、ベンチャー企業まで約720社(1995~2023年1月末)、日系・外資問わず様々な事業領域における経営・事業課題に対する分析、戦略立案、実行支援業務に従事〉(ホームページの経歴より抜粋)
講演会の告知ポスターも〈プロフェッショナルが語った成功の要諦〜不確実性へのリーダーシップとイノベーション〉と銘打たれている。経営コンサルタントとして経営者向けに何かを語る予定のようだ。
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