祖母は「樹木希林」…ネトフリドラマで「俳優デビュー」が囁かれる芸能界の“超サラブレッド”とは?
小栗旬(42)と蒼井優(39)……今のところこの2人しか出演者は発表されていない。Netflixドラマ「ガス人間」のことだ。東宝とNetflixが初めてタッグを組んだこの作品、相当に力が入っているのだとか。
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Netflixがドラマ「ガス人間」を製作すると正式に発表したのは昨年8月。1960年に公開された映画「ガス人間第一号」(本多猪四郎監督)のリブートであること、エグゼクティブプロデューサーと脚本は映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」を監督した韓国のヨン・サンホ、監督は配信ドラマ「ガンニバル」(Disney+)の片山慎三、メインキャストは上記の2人――。未だにその程度しか情報がない。業界関係者は言う。
「『ガス人間第一号』は1954年に公開された『ゴジラ』の本多監督の作品で、特撮監督も同じく円谷英二です。主演は三橋達也、ヒロインには八千草薫。自分をガス化できる男による完全犯罪と悲恋を絡めた異色作として人気があります。2009年には高橋一生の主演で舞台化もされました。東宝としてもNetflixと初めて組む作品ですから、相当力が入っているようです」
動画配信サービスのNetflixが2015年に日本市場に参入して今年でちょうど10年。昨年は「忍びの家 House of Ninjas」(2月15日公開、主演・賀来賢人)や「シティーハンター」(4月25日公開、同・鈴木亮平)、「地面師たち」(7月25日公開、同・綾野剛)、「極悪女王」(9月19日公開、同・ゆりやんレトリィバァ)など日本発の話題作を続々と配信したこともあり、国内の会員数は1000万人を突破した。
東映は「新幹線大爆破」をリブート
「今年4月には『新幹線大爆破』がNetflixで公開される予定です。オリジナルは高倉健の主演で1975年に公開された映画で、国内ではそれほどヒットしなかったものの海外で火がつき、いまだにコアなファンが多いことで知られます。それをNetflixは東映と組んで、草なぎ剛の主演でリブートします」
東映に先を越された東宝が必死になるわけだ。
「脇を固める出演陣もかなり豪華だと言われていて、広瀬すず、賀来賢人、岡部たかしといった名前が上がっています。気になる“ガス人間”を演じるのは、モデルのUTA(27)だとか……」
UTAの本名は内田雅樂(うた)、父親は俳優の本木雅弘(59)、母親はエッセイストの内田也哉子(49)、つまり、祖父は“ロックンローラー”の内田裕也、祖母は女優の樹木希林という芸能サラブレッドである。
「中学時代にはスイスに留学し、高校はアメリカの名門スポーツ校IMGアカデミーに入学。卒業後はカリフォルニアの大学に進学しました。身長は190センチで、顔はモックンによく似ています。2018年にはパリコレでモデルデビューしました」
それがなぜ役者に?
「数年前から役者に興味を持っていることをインタビューで答えています」
《「実は、最近ワークショップで演技の勉強もしています。海外でオーディションを受けたら、今までにない気持ちが湧き、興味を持ちました。ただ、両親からは『決して甘い世界ではない』と強く言われています。勉強してみると、その言葉の意味も、覚悟のいる世界だということもよく分かります」》(スポーツ報知:2022年10月1日)
蛙の子は、いや蛙の孫も、やっぱり蛙のようだ。
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