「雅子皇后はスペイン王妃と“親友”で、ご訪問を望まれていたが…」 現在のご体調と、モンゴルを公式訪問されることになった舞台裏

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「ご病気のことを強調するのではなく……」

 雅子皇后のお嘆きは拝察するに余りあるのだが、そこに浮上したのが前述のモンゴルご訪問だというのだ。

「モンゴルは陛下が皇太子時代の07年に訪問されており、22年に来日したフレルスフ大統領からあらためて招待されていました。1週間ほどのご滞在で、首都ウランバートルを拠点に移動でき、ブラジルと比べて皇后さまのご負担ははるかに少ない。陛下は前回、戦後に抑留されて亡くなった日本人の慰霊碑に供花されている。戦後80年に際し、今回も慰霊碑ご訪問が検討されています」(前出の侍従職関係者)

 皇室解説者の山下晋司氏が言う。

「皇后陛下は、ご病気と折り合いをつけながら活動されています。先日の陛下の記者会見では、皇后陛下のご体調に関して、いつもおっしゃっていた『体調の波』や『快復を温かく見守って』といったご発言がありませんでした。これまでのように、ご病気のことを強調するのではなく、工夫を重ねながら努力されている皇后陛下のご姿勢を尊重されたのだと思いました」

 前編【天皇陛下のお誕生日会見から消えた“ある言葉” 「皇后さまのご体調は、いぜん一進一退を繰り返しているのが現状」】では、天皇陛下のお誕生日会見で見られた“ある変化”と雅子皇后の現在のご体調について報じている。

週刊新潮 2025年3月6日号掲載

特集「天皇陛下お誕生日会見で消えた“文言” 意中のスペインご訪問は? 『 雅子皇后』外遊に立ちはだかる壁」より

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