すがちゃんは「狩野英孝二世」 ギャル2人の才能が炸裂する“ぱーてぃーちゃん”の進化
リアルなギャルの生態をネタに
派手なファッションのギャル2人とホスト風スーツの男性1人から成るお笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんは、テレビで見ない日はないほどの活躍を続けている。
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【写真】メガネをガブリする信子…白衣姿のぱーてぃーちゃん。巨大ネイルも
彼らがブレークするきっかけになったのは、2022年の正月特番「ぐるナイ おもしろ荘」に出演したことだ。ネタの中では、信子と金子きょんちぃという2人のギャルが羽目を外して暴走を続ける。そこにすがちゃん最高No.1がキザな口調でツッコミをいれていく。キャラクターとしてギャルを演じているという感じがなく、リアルなギャルの生態をネタに落とし込んでいるところが斬新だった。
ここから少しずつテレビの仕事が増えていった。最初の頃は、きょんちぃと信子が好き放題に振る舞っていて、すがちゃんはそんな2人をまとめ上げるしっかり者のリーダー的な存在だと思われていた。
しかし、徐々にこの関係性が変わってきた。テレビに出ているうちに、ギャル2人がタレントとして急成長を遂げて、個々人として注目されるようになってきたのだ。きょんちぃと信子は、芸人としての実力が試される即興大喜利番組「千原ジュニアの座王」で優勝を果たした。一方のすがちゃんはいまだに優勝できていない。
信子は、どんな人に対しても飾らない社交的なキャラクターで人気になっていて、ロケ番組などで重宝されている。「伊集院光&佐久間宣行の勝手に『テレ東批評』」でも、伊集院と佐久間が彼女のロケにおける立ち振る舞いを絶賛していた。
一方、きょんちぃは「有吉の壁」でガクテンソクの奥田修二と2人で披露した「お嬢様と執事」のネタが大反響を巻き起こした。自由気ままに振る舞うギャルのお嬢様に執事が一方的に振り回される様子を描いた連作ショートコントが、お笑い好きの枠を超えて多くの人の心に刺さった。今ではこの2人を主役にしたショートドラマが配信される事態となっている。
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