約4000万円のスカイラインGT-Rも! セドリック、フェアレディZ、サニー…「日産だらけ」の旧車の祭典

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 日本で急速に自動車が普及したのは1970年代。その前後の時代に発売された「旧車」が一堂に会する日本最大級のクラシックモーターショー「ノスタルジック2デイズ」が2月22、23日に横浜で開催された。約4万人という来場者のお目当ては、会場に展示されたおよそ300台に及ぶ懐かしのクルマだ。

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塗装も内装も当時のまま

 会場入り口近くの特設展示コーナーに飾られていた今年の「イメージ車両」は、ほぼ完璧にレストアされた69年式日産スカイライン2000GT-R。その周りにズラリと並べられていたのは、セドリック、フェアレディZ、サニー……かつての日産車ばかりなのである。

 イベントの目玉展示でもある「選ばれし10台」は、他メーカーが1台ずつの選出だった中、日産車は3台。レース柄のシートカバーが懐かしいセドリックはそのうちの一台、79年式「2000SGL-Eエクストラ」で、オーナーによると塗装も内装も新車購入時のままだという。

「西部警察」に登場した日産車も

 人だかりができていたのは、人気刑事ドラマ「西部警察」に登場した「マシンRS-2」。これもベースは日産車の「DR30スカイライン」だ。

「ドラマではこの車に乗って銃撃戦をした」と話す石原良純(63)は、運転席に乗り込み「懐かしい! こんなに窮屈だったかな」と愛車との再会を喜んでいた。

 そんな良純の初めての車は日産車のフェアレディZ。「入学祝いに撮影で使ったお下がりを叔父から譲り受けた」という。

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