「斎藤知事の父親に近寄り、スタッフも警戒」 “恥さらし会見”の維新・増山県議は知事選でもヒンシュクを買っていた

国内 政治

  • ブックマーク

「斎藤知事の父親に近寄って……」

 さらに、昨年の知事選で斎藤元彦陣営の選挙スタッフを務めた人物はこんなエピソードを明かす。

「知事選で“サイトー旋風”が吹き荒れ始めた頃、増山さんが急に陣営に姿を見せるようになりました。選挙事務所に現れたり、斎藤さんが街頭演説している目の前をウロチョロしたり。その間、支援者と話したり、名刺を配りまくったりしていた。スタッフたちは皆、“なんやねん、アイツ”“邪魔や”と距離を置くようにしていました」

 選挙期間中、斎藤氏の父親が陣中見舞いに訪れたことがあったというが、

「増山さんはスッとお父さんに近寄って、熱心に話しかけ始めた。だから途中、スタッフの一人がお父さんに“何を言われても『そうですか』と聞き流してください”と忠告。何か吹き込まれたり、利用されるのを警戒したのです」(同)

 熱烈アプローチの裏で全く相手にされていなかったことを当人は知る由もない。

 増山氏の行動を「当選回数が少ないゆえの常識知らず」と分析する維新関係者もいる。いやいや、中身がないのに“維新の風頼み”だけで選挙に出るから、こういうヘンな人が議員になってしまうのではないか。

週刊新潮 2025年3月6日号掲載

ワイド特集「スーパースター」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。