「斎藤知事の父親に近寄り、スタッフも警戒」 “恥さらし会見”の維新・増山県議は知事選でもヒンシュクを買っていた

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 5時間半に及んだ異例の会見中、ネット上で飛び交った「増山ヤバい」のワード。会見を経て、兵庫維新の会が「除名」の方針と真っ先に報道されたのも増山誠県議(46)だった。実際、周辺を取材すると、出るわ出るわ、あきれたエピソードの数々が……。増山氏の実像をご紹介する。

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 2月23日に神戸市内で開かれた3県議による会見では、メディア側の質問も増山氏に集中した。現場で取材した地元メディア関係者が話す。

「岸口実県議(60)と白井孝明県議(41)はある種、神妙な面持ちを見せていましたが、増山氏は違った。質問に対してとうとうと自説を述べるなど、自らの行いに非がないことを強調する姿勢が目立ちました」

 増山氏は昨年10月、非公開で行われた百条委員会の音声データを「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏に提供した行為が問題視されたが、

「秘密会の内容は非公開にもかかわらず、それを破った。ルール違反は増山氏も認めた一方で“重要な情報だから県民に伝えたいと思った”“立花氏がデマを言ったとは認識していない”などと主張しました」(同)

「“共産党は暴力集団”などと言い始め……」

 すでに立花氏から次期参院選への出馬を打診されているという増山氏。3年前にも一度、ステップアップを目指し、地元・西宮市長選に打って出たことがあったが、あえなく落選。

 当時を知る西宮市の議会関係者の話だ。

「市長選の頃から増山の悪評が立ち始めた印象です。出馬表明後、増山は当時の明石市長だった泉房穂氏に対談をオファーし、泉氏は“政治利用せず、オフレコならば”との条件を出して応じた。ところが増山は告示前の政治活動ビラに泉氏との対談内容や写真を載せ、約束をほごにしたのです」

 別の維新会派の県議もこう語る。

「増山さんは、最初の県議選の選挙広報に“韓国人の横暴は許さない”といった趣旨のことを書き、2期目の県議選(23年)では“ロシアの侵略を許すな”と書いていた。でも何か、深い思想があってのことじゃありません。その時々で盛り上がっていた竹島問題やロシアのウクライナ侵攻などに条件反射的に反応しているだけの様子でした」

 また維新の元兵庫県議は、

「4年近く前の県議会で突然、増山氏が“共産党は公安にマークされている暴力集団だ”などと言い始めたことがあった。共産党からの抗議もあり議事録からは削除されましたが、委員会のテーマとは関係のない発言だったので驚きました」

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