「ひろゆき理論」に捜査当局の考えとは NHK党・立花氏の千葉県知事選出馬
百条委員会の委員長が告発
兵庫県の斎藤元彦知事の内部告発文書を調査する百条委員会が4日、報告書をまとめた。委員会の奥谷謙一委員長は会見で「告発文書は『事実無根』でも『うそ八百』でもなかった。斎藤知事は報告書を重く受け止めてリーダーとして検証してほしい」と述べた。この奥谷氏は昨年11月の兵庫県知事選挙をめぐって、候補者だったNHKから国民を守る党の立花孝志党首にSNSで虚偽の内容を投稿され、それが拡散されることで名誉を毀損され、立花氏が選挙期間中に自宅兼事務所の前で街頭演説した内容が脅迫にあたるなどとして県警に被害届を出している。県警は捜査を開始しており、立花氏もすでに任意の聴取に応じているが、今後訴追される可能性はあるのか。
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奥谷氏の主張は以下の通りである。
――立花氏は「奥谷氏は悪人であり、告発文書を作成した県の元幹部が死亡した原因を隠ぺいした」といった虚偽の内容を投稿した。これは名誉毀損にあたる。また、立花氏が選挙期間中に自宅兼事務所の前で街頭演説した内容については、脅迫にあたる――。
県警本部長が異例の全否定
立花氏はこの件で昨年12月、県警捜査2課の任意の事情聴取を受けたことを自ら明かしている。
その後、意外な動きがあったのは今年1月のことで、県警の村井紀之本部長による発言だった。
「立花氏が、“死亡した元兵庫県議が県警の捜査対象だった”などとSNSで発信していることについて村井本部長は“全くの事実無根”“明白な虚偽がSNSで拡散されていることは極めて遺憾”と県議会で述べました。県警トップの本部長が、公の場で個別の捜査に触れるのはまずありません。村井氏自身“通常は差し控えているが、事案の特殊性に鑑みて答弁する”と言っていましたが、それ自体、立花氏の振る舞いに看過しがたい感情を持っていることの表れだと理解しました」
と、社会部デスク。
「村井氏は当時の警察庁の露木長官に前もって相談せず、こういった言及を行ったそうですが、露木長官は事前の根回しがなかったとか異例の発言にめくじらを立てるどころか大いに評価していたと聞きました」(同)
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