副検事が“セカンドレイプ”に加担… 「これでお前も俺の女だ」と部下に性的暴行を加えた大阪地検トップ、被害者が怒りの証言 「検察の組織としての問題が根底に」
「性被害に遭うことがどれだけ屈辱的か、想像がつくはず」
昨今、裏金問題の不起訴連発や特捜部による冤罪事件などで、国民の検察不信は根深い。
先月には、「袴田事件」で再審無罪となった袴田巖さんを犯人視する談話を畝本直美・検事総長(63)が出したとして、弁護団が名誉毀損を理由に国を提訴する方針を発表したのだ。
女性初の検事総長について、Aさんはこんな思いを吐露した。
「私の事件は最高検と法務省が判断しているので、検事総長まで全ての情報が届いています。同じ女性として、性被害に遭うことがどれだけ屈辱的か、全てを奪われる苦しみをいかに味わうか想像がつくはずですが、副検事へは異例ともいえる厚遇を続けています。これを機に検察はなぜ事件が起きたかを徹底的に検証すべきです。自浄作用の働かない組織が、北川被告や副検事というモンスターを生んだのだと思います」
現役検事がこうまで批判しなければならないほど堕落してしまった検察。自らに巣くう闇を払拭できるか。その判断に注目である。
後編【「子どもに性被害について明かさざるを得なかった」 大阪地検トップから性暴力を受けた被害女性が明かす悲痛な胸の内 「私たち家族は地獄のような毎日」】では、被害女性が明かした事件後の「地獄のような日々」について詳報している。
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