悠仁さま「成年会見」で思い起こされる、「愛子さま」初会見の衝撃 「お言葉が練り上げられ…」と称賛されたお振舞いを振り返る

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 3月3日、秋篠宮家の悠仁親王殿下の成年会見が行われた。14時から赤坂御用地・赤坂東邸で行われた会見では、目の前に居並ぶ多数の記者を前に約30分、事前に提出された質問5問と関連質問3問に、紙などに目を落とされることなく、ご自身のお言葉でお答えになられた。

 象徴天皇の存在についての質問には、「上皇さまがお考えになってこられ、天皇陛下が先日の記者会見でおっしゃっていましたように、常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないかと思います」、皇室のあり方に関しては、「天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思います。出会いを大切にして人々の幸せを願い、気持ちに寄り添い続けることが重要であると思います」とご回答。

「将来の天皇」としてのお考えを述べられる一方で、「今、秋篠宮さまの導火線の長さ(※以前、小室眞子さんや佳子さまが会見で「父は導火線が短い」とお答えになられている)は今どう感じてらっしゃいますか」との質問に、「そうですね。以前よりは、幾分か丸くなったといいますか……と思います」と述べられ、会場から笑いが起こる微笑ましい瞬間もあったという。

 悠仁さまが会見をなさるのはもちろん初めてのこと。まだ高校3年生、18歳というご年齢でのご対応に称賛の声が上がった。

 そこで思い起こされるのが3年前の愛子内親王殿下の成年会見である。2022年3月17日、前年12月に20歳を迎えられた愛子さまは皇居でやはり初めての会見に臨まれた。およそ30分間にわたって思いの丈を述べられるお姿はまさしく威風堂々で、すでに天皇家の長子の風格を漂わせておられたと絶賛された。

 今回の会見に当たって、悠仁さまもご参考にされたに違いないその会見。「週刊新潮」では当時、なぜ称賛の声が相次いだのか、その理由を報じている。以下、当時の記事を振り返ってみる。
(「週刊新潮」2022年3月31日号記事の再録です。文中の年齢、役職、年代等の表記は当時のものです)

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 愛子さまの会見は、3月17日の14時過ぎから皇居・御所の大広間で行われた。若草色のスーツをお召しになった愛子さまは冒頭、前日に東北地方で発生した地震に言及、被災者にお見舞いのお言葉を述べられたのち、予定されていた質疑へと移った。

「あらかじめお渡ししていた5問と、アドリブで三つの関連質問にお答えになりました。計30分の間、用意なさってきた資料にはほとんど目を向けず、もっぱら記者たちを見渡しながら、語りかけるような形でお考えを述べ続けられたのです」(宮内庁担当記者)

 といっても、決して“丸暗記”だったわけではなく、

「途中で言いよどまれる箇所もありましたが、そのたびお話しの流れにふさわしい言葉がすらすらと出てきました。いかに時間をかけても、あの分量を正確に暗記できるものではない。ご自身でお考えになり、練り上げたお言葉が頭の中できちんと整理されていたのだと思います」(同)

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