「おれ、辞めるかも。一番行きたくないところだよ」ノルマと過酷な指導に追い詰められ、自死した郵便配達員 妻が語る最期の日々

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 配達員によって捨てられた大量の郵便物。手段を選ばない保険営業や相次ぐ横領や詐欺――2007年の民営化以来18年、郵便局内ではさまざまな問題が発生。そして、2010年、さいたま新都心郵便局で自死が……。

 20年以上、「街の郵便屋さん」としてバイクで配達をしていた男性を追い詰めたのは、過剰なノルマとプレッシャーだった。妻のKさんへの取材から、その経緯をお伝えする。(引用はすべて、宮崎拓朗氏の『ブラック郵便局』より)

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