「自殺したくて堪らず、抗うつ剤を…」 日本で暮らすウクライナ避難民の苦境 「会社で働くのは難しく、外国人パブで週6日勤務」

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「兵士になりたい」

 避難民はおおむね「日本人は親切」と感謝を口にする。ヴィクトリアさんの心理サポートの仕事の契約は3月末まで。そこから先はどうするのか。彼女は力強く語るのだ。

「前に受けた時は健康面で引っかかり不合格でしたが、もう一度ウクライナでテストを受け、兵士になりたいと考えています。この3年間、日本で過ごしてだいぶ元気になり、精神的にも強くなりました。今はウクライナに戻って、ウクライナのために戦いたいという気持ちが強いです」

 日本にとどまる避難民にとって、帰国の夢がかなうのはいつの日か。

  前編【「月15万円稼いでいればよい方」「高齢者は引きこもって生活」 日本で暮らすウクライナ避難民のリアル 「支援への熱は冷めきっている」】では、凄絶な戦地から命からがら日本に避難したウクライナ人たちの窮状について紹介している。

週刊新潮 2025年2月27日号掲載

特集「ロシアの侵攻から3年 自殺を考えた若者も…日本で暮らすウクライナ避難民『2000人』の苦境」より

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