米国で3兆円の資金流出、バフェットも距離を置き…日本で聖域視される「ESG投資」の驚くべき現実
「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」。これらの“非財務情報”をもとに企業への投資を行う「ESG投資」が、大きな転換点を迎えている。日本では今なお聖域視されている節があるが、実はアメリカでは数兆円規模の資金流出が続き、主要な金融機関は軒並み撤退している状況なのだ。トランプ大統領の就任によってこの傾向は一層加速していくことが予想される中、我が国の「ESG信仰」に行き過ぎたところはないだろうか。経済ジャーナリストの井伊重之氏が警鐘を鳴らす。...