カルローズ米はまずい? フリマサイトで米を買うのは危険? 専門家が教えるコメ不足時代の生き抜き方
「水分量を増やせば国産とさほど変わらない」
一方、丸山さんは輸入米にも注目する。
「昨年6月、コストコ全店で『カルローズ米』の販売が開始されました。米・カリフォルニア産の品種ですが、日本のお米と同じジャポニカ米という種類です。発売当時の価格は5キロ1798円(税込み)とかなり安かったんです」
1993年の「平成の米騒動」でも海外輸入米が売られた。その時の輸入米が「くさい」「まずい」と不評だったのを覚えている向きも多かろうが、
「カルローズ米は日本のお米と同じ水分量で炊くとパサつくものの、水分量を増やせば国産と比べてもさほど遜色はない味という話です。チャーハンやピラフなど油を使って炒める料理にも良さそう。ただ最近は業務用スーパーの店頭でも品薄です。いまだに割安ではありますが、値段も上昇中。コストコの通販サイトでは現在、送料込みで5キロ2948円(税込み)ですね」
「押し麦を混ぜるとかなり節約に」
しかし今、その通販サイトでも在庫切れになっている。少しでも安価な米を求めて皆、必死なのだろうが、輸入米の入手も困難となればどうすればいいのか。
「ごはんに押し麦を混ぜるとかなり節約になります。押し麦は某業務用スーパーで1キロ264円(税込み)。5キロに換算すると1320円です。お米は最近、5キロ3000円を優に超えますから2000円以上お得といえます」
そう話すのは『ストレスフリーで楽しく実現! 1年で300万円貯まる超節約術』の著作がある、節約主婦のぴーちさんだ。
「食べ方はといだお米に押し麦を入れていつも通りに炊くだけ。お米7に対して押し麦3の割合が一般的で、わが家の場合、お米3合に押し麦1合を入れて炊いています。プリプリな食感になって、家族4人みんな麦ごはんがお気に入り。冷めてもおいしいのでお弁当にもぴったりです。押し麦の食物繊維は白米の約24倍、ビタミンやミネラルも豊富で健康面でも優れています」
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