松坂桃李「御上先生」があぶり出す… 現在の社会と教育現場に足りない「生身」の関係性

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いま必要な交流が描かれている

 こういう交流が可能になれば日本の教育現場が、ひいては社会が、もう少し真っ当になるのではないでしょうか。松坂桃李が主演するTBS系の日曜劇場『御上先生』を視聴しながら、そんな思いをいだいています。

 このドラマでは、松坂扮する東大卒の文科官僚である御上孝が、新設の官僚派遣制度により、数学の教師として学校に送り込まれます。舞台は御上の出向先である隣徳学院という私立の中高一貫校です。番組のホームページには「文科省の“官僚”兼“教師”が権力に侵された日本教育をぶっ壊す!?」「令和の18歳と共に日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう大逆転教育再生ストーリー!」などと書かれています。...

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