【べらぼう】小芝風花が演じる瀬川に“1億4000万円” 金持ちが引き取る「身請け」という日本だけの特殊事情
盲目の高利貸しに身請けされた瀬川
「花の井」と「瀬川」。同一人物である。NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺』の第8回「逆襲の『金々先生』」(2月23日放送)で名前が入れ替わった。吉原の女郎屋、松葉屋の花魁で、小芝風花の妖艶な演技が視聴者に評判の「花の井」が、松葉屋に伝わる「瀬川」という名跡を継いだのだ。
時は安永4年(1775)、主人公の蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、吉原のガイドブックである「吉原細見」を、はじめて自分が板元(出版元)となって刊行した(「吉原細見 籬の花」)。...