使用停止のはずが…「日比谷野音」でSHOW-YAが女性限定ライブ 背景には“世知辛い事情”

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 デビューから40年――。ガールズバンドの草分け的存在として知られる「SHOW-YA」が、4月29日に東京・日比谷野外音楽堂で“女性限定”のロック・フェスを開催する。

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小柳ゆき、杏子、相川七瀬らが出演

 音楽担当記者も興奮気味。

「正式名称は〈SHOW-YA PRODUCE『NAONのYAON 2025』〉で、今回で19回目。出演者はすべて女性というライブイベントです。現時点では、SHOW-YAをはじめ、八神純子(67)、中村あゆみ(58)、杏子(64)、相川七瀬(50)、小柳ゆき(43)らの名が挙がっています」

 昭和60年にメジャーデビューしたSHOW-YAは、ボーカルの寺田恵子(61)以下、ギターやベース、ドラムスなどを担当する5人で構成されるハードロックバンドだ。

「当時、日本では女性だけのロックバンドは珍しかった。デビュー曲の『素敵にダンシング(Coke Is It)』は、清涼飲料水メーカーとのタイアップで大々的に宣伝展開されました。8枚目のシングル曲『限界LOVERS』、次いで9枚目の『私は嵐』がヒットを記録。一気に認知度が上がりました」

過去には「プリプリ」も

 デビューからわずか2年後、バンドは初めて「NAONのYAON」の企画と主催を担当した。出演アーティストが女性だけという話題性とともに、その後はライバル関係と目された同じガールズバンド「プリンセス プリンセス」も登場。時代に先駆けた演出でファンの支持を集めたが、平成3年で一旦休止となった。

「主な理由は、寺田の脱退に端を発するSHOW-YAの解散でした。ところがその後、寺田がメンバー全員に謝罪したことでバンド内のわだかまりが解消された。平成17年に再結成すると、その3年後には『NAONのYAON』も再開されたのです」

 野音はファンで埋め尽くされたが、

「この時は単発で終わることに。5年後の“野音90周年”で再復活を果たしたものの、令和2年はコロナ禍で翌年に延期。さらにそのライブは大雨で無観客のオンライン配信に……」

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