いったい誰が、何のために? 2.37mの“巨大蛇行剣” 日本古代史「謎の4世紀」の解明なるか
古代日本には「謎の4世紀」と呼ばれる時期がある。紀元57年、奴国が中国の後漢に遣使を送り「漢委奴国王」の金印を授受したことは、教科書でも大きく取り上げられている有名な史実。107年にも倭国王・帥升が後漢に奴隷160人を献上した記録が残っている。239年には邪馬台国の卑弥呼が魏に遣使し、刀と銅鏡を授受した。しかし、その後、中国の歴史書に古代日本に関する詳細な記述はされなくなり、5世紀前半に倭の五王による宋への遣使が始まる時期まで、150年ほど“ジャンプ” してしまうのである――。...