入社10年目で年収2000万円の高収入…「東大生」最新の就活事情 外資コンサルが流行るワケ

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待遇の良さが人気

 毎年、春先になると話題に上る東大生の就職先。近年、官僚ではなく多くの学生が外資系コンサルを目指しており、内々定が出れば大学3年次の3月頃に就活が終了する。東大生の最新の就活事情とは。

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 東大の学部卒と大学院修了を合わせると、就職先上位企業には、EYストラテジー・アンド・コンサルティング、アクセンチュア、アビームコンサルティング、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー、ボストン・コンサルティング・グループなど の名前がズラリと並ぶ。

 人気の理由はもちろん待遇の良さだ。首都圏の大学就職課関係者がこう指摘する。

「もともとは会計事務所だったデロイト トーマツ コンサルティング、PwCコンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティング、KPMGコンサルティングの4社は吸収合併を繰り返して、コンサルティング事業にも進出し、巨大コンサルティングファームに成長しました。今ではコンサルファームにおける“ビッグ4”として学生の人気を集めています。もちろん給与の高さが日本の企業とはケタ違いです」

「東京大学新聞社」がWEB上で公開している資料によると、23年度卒業の学部生の就職先で最多だったのはEYストラテジー・アンド・コンサルティングの20人。50代、60代のサラリーマンにはピンとこない名前かもしれないが、東大生からは熱い注目を集めているのだ。

「英国ロンドンが発祥の地でITコンサルティングに強いことで有名です。顧客からの依頼に応えるため問題解決としてITを使ったシステム構想やシステム導入、設計、開発、検証までを実行。特にデジタルに関わるプロジェクトに参加できる人材は即戦力と捉えられています。ビッグ4の中では伸び盛りのファームですから若手もチャンスをつかめると評判を呼んでいるのです」(前出の大学就職課関係者)

 では、外資コンサルに勤務するとどれほどの給料がもらえるのか。就活アドバイザーがこう明かす。

「あくまでも一例ですが、入社1~3年目のジュニアアナリストで700~1000万円、4~6年目のシニアアナリストで1000万円から1300万円。30歳ぐらいでバイス・プレジデントに昇格すれば1500万円を超え。入社10年目でシニア・バイス・プレジデントになれば2000万円に手が届きます。ただ、これらはあくまでも実力次第です」

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