「“死にたい”と思って富士の樹海に」 書類送検されたK-1王者・金子晃大、元練習生が告発していた壮絶暴力 「暴力で脅され日払いバイトの稼ぎを上納させられた」
代理人から届いた文書
さらに文書で再確認を求めたところ、下記のような文書が代理人経由で届いた。
〈金子氏とA氏とは10年ほど前にジムで出会い、ともにトレーニングを行う関係でした。A氏は、プロではないものの、プロを目指して多数の大会に参加している選手です。階級はA氏が金子氏より10キロ上であり、アマチュア王者として金子氏以外のプロ選手ともスパーリングを行っていました。
A氏がジムを退会した後には、屋外で自主トレーニングを行うこともありました。しかし、あくまでトレーニングであり、一方的に暴行した事実はありません。A氏は自ら積極的に参加し、金子氏のアドバイスに対して感謝のメッセージを送ることもあり、これを裏付けるLINEのやり取りや動画なども残っています。
2021年10月のトレーニング中にハイキックが顔面に当たってしまい怪我を負わせてしまったことは事実であり、申し訳ないと思っています。しかし、あくまでアクシデントによるものです。スネ当てはしていましたし、故意に行なったものではありません。
付き人のような関係であったことは事実ですが、上納金等の名目で金銭を受領したことは一度もなく、むしろ作業を依頼したときにはその都度、報酬を渡していました。2人の関係性については、同人らの練習の様子を見ていたジムの関係者も、「怯えている相手にあんなに声がけしないと思う」旨の証言をしています。
トレーニングの際には、8オンスのグローブを使用することもありましたが、これはアマチュア時代から変わっておらず、暴行の事実はありません。スパーリングの際には14オンスを使用していましたし、金子氏がチャンピオンになってからはスパーリング自体を行っていません。A氏が自身がトレーナーとしてプライベートレッスンをしていた際に、自らの腹部にパンチさせている動画も残っています。
本年に入り、金子氏からA氏に対しては、立替金等の件で、弁護士を通じて請求を行っているところでした。その際にはお父様からも謝罪を受けています。お父様より、精神的にかなり不安定であるため対応を待ってほしいと返答があったため、回答を待っていたところ、それ以降は何ら連絡なく、突如として週刊誌から連絡を受けたという経緯であり、非常に困惑しています。
以上のことは警察の任意の事情聴取においても全てお話していますが、特に事件性があるとは言われておらず、聴取も1度で終了しております〉
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