女子アナ時代、パイをぶつけられ「オイシイ」 元フジ・高橋真麻の動画が波紋…「まさかの」コンプラ意識

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ひろゆき氏との対談

 元タレントの中居正広氏の女性トラブル問題で窮地に陥っているフジテレビ。女子アナの“上納”疑惑まで出た騒動は、どのような結末を迎えるのか、目が離せない状態だ。そんな中、フジの元アナウンサーだったタレントの高橋真麻(43)が以前、YouTube動画で語った内容に注目が集まっている。

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 問題の動画は、実業家のひろゆき氏と高橋の対談で、2022年7月に生配信されたもの。それが“切り抜き”として再編集され、今年1月に別のYouTubeチャンネルで「フジテレビ女子アナ時代の内情を全部暴露します」とのタイトルで配信された。その動画の再生回数は185万回を超えている。

 フジテレビ担当の放送ライターがこう疑問を呈する。

「フジテレビの騒動が起こる2年半以上前の発言とはいえ、まさかこのような意識で番組をやっていたとは思いませんでした。テレビ局における『マンスプレイニング』の弊害が議論される時代に、人権意識を改めて考え直したほうがいいのではないでしょうか」

「マンスプレイニング」とは、男性が女性に対して見下した態度で、物事を説明することをいい、上から目線のコミュニケーション形式と定義されている。メディアを含むさまざまな職場環境で蔓延しており、近年、問題視されるようになった。

 高橋の発言を詳しく見ておこう。

 かつてのエピソードとして、ひろゆき氏が「女子アナ時代、パイをぶつけられたり缶の蓋で叩かれたりしていましたが、どんな気持ちでしたか?」「殴られたら痛い! ムカつくとかならないんですか?」と聞くと、高橋は笑顔で「ない、ない、ない、だってコンテンツで、私のことをいじって面白くしてくれてありがとうございますって、感謝の気持ちしかなかったです」と話した。

 さらに、ひろゆき氏が「でも他のアナウンサーの人とかは感謝しないじゃないですか、きっと」と反論をすると、「いや、いや、いや、えーっ。されている人がいなかったから分かんないですけど」「普通だったらオイシイなとか、ありがたいなとか思うんじゃないですかね」と話したのである。

 そして、自ら「半分アナウンサー、半分芸人ぽい感じでやっていました、当時は」と明かす一方で、「泥に落ちたり水に落ちたり、バックドロップ掛けられたり、熱湯をかけられたり、パイを投げられたり。みんな笑うからそれで良かった」とも告白している。笑いをとるための高橋なりの捨て身の努力だったようだが、当時のフジテレビ内のコンプライアンスの低さがわかるような発言だ。

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