「まだまだ事情聴取を受ける芸人は増えていく」 オンラインカジノの“軍資金”の源泉

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給料公開に仰天

 史上初のM-1グランプリ連覇を達成した令和ロマンの高比良くるまが、過去にオンラインカジノをしていたことを認め、当面の間、活動を自粛することを発表した。若きチャンピオンの関与は人々に衝撃を与え、その後も人気芸人たちのオンラインカジノ賭博を巡る報道は後を絶たない。

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 2月5日に各メディアがダイタク・吉本大、9番街レトロ・なかむら★しゅんが警視庁保安課から任意で事情聴取を受けたことが報じられ、さらに2月14日には高比良ら10人弱のタレントが任意の事情聴取を受けたことが伝えられたが、お笑い業界の関係者は「まだまだ事情聴取を受けることになる芸人が増えていくはずです」と断言する。その理由とは――。

 吉本芸人のオンラインカジノ問題に関する報道で、ダイタク・大と最初に名前があがった9番街レトロのなかむらは、2019年4月に京極風斗とコンビを結成。近年は、フジテレビの若手芸人による深夜番組「ハチミツ!!」にレギュラー出演し、テレビ朝日では「ナイチン街レトロ」という冠番組を持っており、多くの女性ファンを抱えていることで知られている。

 しかし、お笑いファンではない人からしたら、まだまだ無名の若手芸人に過ぎない。公式プロフィールに「趣味:ギャンブル全般」と書くほどギャンブル好きのなかむらだが、若手芸人であれば、パチンコや競馬、競輪などの公営ギャンブルで満足することはできなかったのだろうか。お笑い業界関係者はこう話す。

「9番街レトロクラスの芸人であれば、収入が少ないのではないか? と思われる方が多いと思うのですが、今の若手芸人は世間の人たちが思っている以上に稼いでいます。9番街レトロは、結成初期からYouTubeチャンネルで毎月の給料を発表していたのですが、2021年9月分の給料を公開した動画では、京極が42万6664円、なかむらが36万1058円と申告しています。結成から2年半ほどでこれほど稼いでいることに、コメント欄にも驚きの声があがっていました」

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