このままでは終われない…!プロテクトしなかった“放出球団”を結果で見返した「人的保障の星」選手列伝
巨人にFA移籍した甲斐拓也の人的補償として、右肘のトミー・ジョン手術を経て、昨夏に支配下復帰した伊藤優輔がソフトバンクに移籍した。2000年代には赤松真人(阪神→広島)、福地寿樹(西武→ヤクルト)、2010年代には一岡竜司(巨人→広島)が移籍先で大きく花開いた成功例として知られるが、直近10年間ではどうか。2015年から昨年までの人的補償選手の“その後”を振り返ってみよう。【久保田龍雄/ライター】
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近年で最も成功したと言えるのは、2023年に近藤健介の人的補償として日本ハムに移籍した田中正義である。...