韓国にはグラドル文化がない…「アダルトと誤解されます」 開拓者ピョ・ウンジが戦う偏見の壁
グラビア文化が全く認知されていなかった韓国で活動し、「韓国グラビアのパイオニア」と呼ばれるピョ・ウンジさん。2022年からは日本にも進出し、1月13日には初のフォトエッセー『もっと前へ、そして「その先」へ――ピョ・ウンジはなぜグラビア不毛の地・韓国でグラビアモデルを始めたのか』(双葉社)も出版した。そんな彼女に両国のグラビアの違い、韓国グラビアの現状や問題点を聞いた。
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胸を出すとバッシングを受ける
――日本でグラビアをやり始めて2年。今まで一番印象に残っているのは何ですか。
一番記憶に残っているのが、初めてやった「週刊プレイボーイ」のグラビア撮影です。今まで目標としてきた日本でのグラビアだったので「本物のグラビアをやっている!」ととてもうれしかったのを覚えています。
日本のグラビアでは、すべてが事前に準備されていて、衣装やスタジオ、スケジュールも常に正確なことに本当に驚きました。そして、撮影した写真がレタッチされる前からすごくかわいく仕上がっていて、カメラマンの技術の高さに感動しました。
――日本で好まれるグラビアと韓国で好まれるグラビアには違いはありますか。
日本人はキュートでピュアなものが好きですね。韓国人はもう少しセクシーなものを好む傾向があると思います。
――体のパーツの好みはどうでしょう。日本では胸が大きい人が強い。韓国はK-POPを見ていると脚を出している人が多い印象です。
韓国では、脚を見せることはあまりセクシュアルなものと見なされていないと思います。一般的に脚はどれだけ見せても特に問題にならないけど、胸を見せるのは 「いやらしい」とNGな文化なんです。胸を強調するとバッシングを受けると思います。そもそも保守的な国なので。
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