「足を使って取材しろ」「当事者でもない奴が記事を書くな」「偏向報道だ」…“フリー記者”はSNS上の“批判”をどう受け止めているのか

  • ブックマーク

 前回、フジテレビの記者会見の様子から「フリー記者」の実情を紹介した。筆者自身が携わっている仕事でもあり、もう少し踏み込んだ内容を続編として書くことにした。前回記事のコメントでも散見されたワードや、普段の活動から感じる「メディアや記者に対する世間の誤解」について紹介したい。

「指摘するのは誰にでもできる。そんなに主張するなら口だけじゃなくそれやってみろ」

 普段、問題提起をする記者たちには、こういった声が向けられることがしばしばある。
なかには問題解決に向けて、実際に行動するジャーナリストもいるのだが、彼らに対しては、こんな言葉がよく掛けられる。...

つづきを読む