「有事の金」価格が急騰しているワケ 基軸通貨ドルの行方は? トランプ大統領が水面下で進める“秘策”

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価格は上昇の一途

 金(ゴールド)価格が急騰している。1年前は1グラム1万円前後だったが、現在の小売価格は1万5000円を超えており上昇率は50%に達した。5年ほど前は4000~5000円台だったが、2023年8月後半から1万円を超えるようになり、今年に入って最高値を更新している。一体何が起きているのか。

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 投資アナリストがこう指摘する。

「コロナウイルス感染拡大の影響で、世界情勢への不安が2020年ごろから世界中に広まりました。さらに、23年には米国のシリコンバレー銀行、シグネチャー銀行、スイスのクレディ・スイスが相次いで経営破綻したため“有事の金”として投資家の買いが急増したのです」
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