【映画「敵」長塚京三インタビュー】“独居老人”が主人公の異色作が大ヒット 「同年代の友人から“いい仕事したな!”と言われました」
料理シーンも自分で
公開から1か月を過ぎたが、映画「敵」(吉田大八監督)は、相変わらずシニア層を中心に、満席の回が続出している。ロングランの気配が濃厚になってきた。
原作は今年90歳の筒井康隆さん(新潮文庫版)。昨年秋の第37回東京国際映画祭で、東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞の3冠を獲得した話題作だ。定年退職した77歳の元大学教授の、“おひとりさま”の日常と最期を、ユニークなタッチで描いており、「名作老人映画の誕生」の評もある。
「まさか、こんなに多くのお客様に来ていただけるとは、思ってもいませんでした。...