「妻はチャイナドレスの似合う超絶美女」 コロナ給付金詐欺で逮捕の中国人元外交官 捜査機関が問題視する“ウラの顔”とは
妻も都内で高級中華料理店を経営
彼女は80年代に都内の私大に留学するため来日し、卒業後に徐容疑者と結婚したという。
「彼女の父親は中国の高級官僚で、美術品の転売などで富を築いた。それで徐容疑者が店を開く際、彼女が開業資金を工面したそうです。その後、彼女自身も都内で高級中華料理店を経営しています」(前出の在日華僑)
それが本場の北京ダックを味わえるという触れ込みの「全聚徳」。北京にある本店は観光スポットとして有名だが、日本進出に際して彼女が名乗りを上げたというわけだ。現在は新宿、銀座、丸の内などの一等地に店を構えるが、注目すべきは18年に行われた銀座店リニューアルオープンのセレモニーである。
来賓として当時の中国大使・程永華氏をはじめ、日中友好議連会長だった二階俊博氏が招かれているのだ。
数々の大物議員が高額の飲食代を……
それだけではない。「政治資金収支報告書」を精査すると、林芳正官房長官といった現職閣僚から、河野太郎前デジタル相、茂木敏充氏など外相経験のある政治家らが、彼女の店に高額の飲食代を支払っていることが見て取れる。
付言すれば、民主党政権下で首相だった鳩山由紀夫氏や菅直人氏が、夫婦で訪れた話もある。
後編【「夫婦は中国政府のスパイといううわさが」 コロナ給付金詐欺で逮捕の中国人元外交官 日本が「スパイの巣窟」と呼ばれる理由とは】では、「スパイの巣窟」と呼ばれるわが国の現状などについて詳しく報じている。