「選択的夫婦別姓」が進まない“本当の理由” 自民党に刻まれた「300万票」離反のトラウマとは 辻元清美、野田聖子が推進、高市早苗は慎重
衆院で「ハングパーラメント」(少数与党)となっている石破政権が初めて臨む通常国会となった今国会は、予算の成立後は、選択的夫婦別姓制度が焦点となる見通しだ。推進派の柱となる野党第一党・立憲民主党は2月12日に辻元清美代表代行をトップとする推進本部を設け、導入に向けた民法改正案の今国会提出を目指す。これに対し、自民党もワーキングチームでの検討を本格的にスタートさせた。とりわけ自民党では賛否両派が併存し、論争が長く続いてきた経緯があり、党内の意見集約の行方も注目されている。...