与党と財務省と野党が繰り広げる水面下の暗闘 国民民主の最適解はどこか
国民民主か維新か
アメリカのトランプ大統領の一挙手一投足に注目が集まる中で影が薄い日本の通常国会だが、新年度予算案をめぐる与野党の攻防が水面下で激しくなっている。自公与党は衆院で過半数割れしているため、予算案成立には野党の協力が欠かせない。その相手は国民民主か維新か、あるいはその両方なのか、はたまた……。今後の国会の行方を展望する。
「良くも悪くもアメリカのトランプ大統領の打ち出す政策に世界各国と同様に日本も振り回されている状況です。その点、日米首脳会談を無難にこなしたという評価をおおむね受け、現時点で深刻なレベルの閣僚の失言やスキャンダルが出てきておらず、報道各社の内閣支持率調査でも底堅いとは言わないまでも好転の兆しがなくはない。...