「私たちどんな関係なんだろうね」ポツリと漏らした言葉に返ってきた“思いがけない反応”とは? 新婚夫婦が明かす結婚ウラ話
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、昨年12月10日に入籍した、俳優の大久保祥太郎さんとダンサーで振付家の入手杏奈さん。交際の打診と求婚をいずれも予告付きで実行した大久保さんは、入手さんいわく、最初の出会いから「ちゃんとした人」だった。
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【写真を見る】素の笑顔がすてき 自然体な「大久保祥太郎さん」&「入手杏奈さん」
第一印象は「若いのにちゃんとしてるな」
コロナ禍初期の2020年3月、夏上演の舞台「イヌビト~犬人~」の顔合わせで初対面。祥太郎さんが所属する劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」の主宰・長塚圭史さんの演出で、子どもも楽しめる歌やダンスの多い舞台に役者陣に加えてダンサー多数が出演した。
公演に向けて関係者のTシャツを作ることになり、その代金を担当者に渡す際、名前を書いた封筒に入れて渡す祥太郎さんを見た杏奈さん。「若いのにちゃんとしてるな」との印象を抱く。
長塚さんの演出にきっちり応える彼にせりふの相談をしたり、逆に彼からダンスの相談を受けたり。約2カ月、渋谷から同じバスに乗って新国立劇場に通った際には車中の会話で「ラジオ好き」という共通の趣味も判明。連絡先も交換し、仲はそこそこ深まったが、それ以上の発展はなかった。
「私たちどんな関係なんだろうね」
その後、互いの出演する舞台を見に行けど、コロナ禍とあって面会はできない。せいぜいLINEで「良かったよ」と思いを伝えるのが精いっぱいだった。
11月、祥太郎さんが出演した舞台「オレステスとピュラデス」に杏奈さんが訪れ、初めて食事に。二人の行く末が気になっていた彼女は「私たちどんな関係なんだろうね」とポツリ。祥太郎さんは「来月の(杏奈さんの)誕生日にちゃんと言おうと思ってます」と予告した上で、12月17日、三軒茶屋の個室レストランで交際を申し込んだ。
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