「お笑いの悪魔に魂を売った男」令和ロマン・高比良くるまのオンラインカジノ賭博告白今後の見通しは

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警視庁保安課が任意の事情聴取

 吉本興業に所属する芸人らがオンラインカジノで賭博をした疑いが持たれている問題で、「M-1グランプリ」を連覇した令和ロマンの高比良くるま(30)は15日、YouTubeの公式チャンネルでオンラインカジノをしていたことを認め謝罪した。今後どのような展開になっていきそうなのか。

「吉本に所属する芸人やタレントがオンラインカジノで賭博をした疑いを持たれ、警視庁保安課が任意の事情聴取を行っている」と毎日新聞が報じたのは2月14日のこと。報道の中には「第三者から吉本興業への情報提供で発覚。タレント間の口コミでオンラインカジノ賭博が広がり」ともあった。

 関与した疑いが持たれていると名指しされた1人である令和ロマンの高比良は相方と共に15日、YouTubeで「オンラインカジノをしていたというのは事実」などと説明する動画を投稿し、警視庁の事情聴取を受けたことも明らかにした。

卓球男子団体で銅メダル選手も摘発

 投稿の中でのオンラインカジノに関する説明はざっと、以下の通り。

《オンラインカジノを始めたきっかけは2019年末で大学時代の知人を通じて。海外の口座から送金してオンラインカジノをやるのは違法ではないとの説明を受けた。法を犯している認識はなく2020年末ごろまで続けた》

 社会部デスクによると、

「捜査当局はオンラインカジノが警戒感なく蔓延していることに危機感を抱いているようです。国内では競馬などの公営ギャンブル以外の賭博行為は禁じられ、海外で運営されるオンラインカジノの利用も違法になります。知人や信頼している人の仲立ちがあれば違法性の認識のハードルも低くなる傾向にあるようですが、違法性の認識がなかったという説明は捜査当局に対して、その後の公判でも認められないことがほとんどです」

 今年1月には、2021年の東京五輪卓球男子団体で銅メダルを獲得した丹羽孝希容疑者が単純賭博容疑で千葉地検に書類送検されていたことが報じられた。国内から海外のオンラインカジノサイトに接続し、暗号通貨を元手に賭けをしたとされる。

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