「アジア選手権で優勝」も代表選手の渡航費は“自腹”…人気急上昇でも「トレイルランニング」協会トップが頭を抱える意外な理由
「壁」の存在
舗装された道路ではなく、山などの不整地をかけるスポーツ「トレイルランニング」の人気が今、高まっている。日本国内の競技人口はすでに30万人を超えるといわれ、登山道を歩けば必ずと言っていいほど“トレラン民”とすれ違うようになった。また、国内で行われる大会も現在は400を超え、海外の大会に出場している市民ランナーも。街のアウトドアショップを覗けば、トレラン用と思しきウエアやシューズが所狭しと並べられ、登山用品売り場を凌ぐ勢いだ。トレイルランニングが社会に浸透しつつあることを実感されている方も少なくないのではなかろうか。...