女性アナ“退社人数”から読み解く「民放」各局の企業風土 働きやすい“ホワイト職場”は意外にも
退職者の多いフジ
元タレントの中居正広氏(52)と女性のトラブルに端を発した、一連のフジテレビ問題で注目を浴びているのが、「週刊文春」が報じた、同局の女性アナウンサーの“接待問題”。
【写真】チノパン、アヤパン、ミタパン…すでにフジを辞めた5人の「パン」たち
「週刊文春は中居氏の女性トラブルへの関与が取りざたされた元編成幹部のA氏が、編成局の下部組織にあたるアナウンス室の女性アナウンサーを接待の場に連れ出していたと報じました。さらに、フジの関連会社である共同テレビ社長だった、港浩一前フジ社長(72)が、フジサンケイグループの日枝久代表(87)の覚えをめでたくしようと、大手芸能プロ社長を女性アナで接待していたとの報道もありました。アナウンサー志望者に影響が出るのは必至では」(放送担当記者)
もともと1980年代に“女子アナブーム”を巻き起こしたフジだが、日枝氏が社長だった00年からは、新人女性アナを売り出す名目の冠トーク番組「『パン』シリーズ」を放送していた。
しかし、シリーズに抜てきされた10人の女性アナのうち、初代の「チノパン」こと千野志麻(47)、2代目「アヤパン」の高島彩(45)、4代目「カトパン」の加藤綾子(39)、7代目「ミタパン」の三田友梨佳(37)、さらに10代目「クジパン」の久慈暁子(30)ら5人がすでに退社してしまっている。ちなみに、千野アナが入社した2000年以降に入社したフジの女性アナを見てみると、
「これまでに20人が退社しています。ナカミーこと中野美奈子(45)、長野翼(43)、平井理央(42)、大島由香里(41)ら、報道・バラエティー分野で将来のエース候補と目されたアナが続々と退社。直近で退所した久慈アナら3人は、入社6年目までに退社しています」(フジテレビ関係者)
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