“中学受験”過熱のウラで…わが子を「私立中に入れたい」ではなく「公立中に通わせたくない」と考える保護者が増加中 教育評論家が指摘する「公立中の課題」

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 2月1日、首都圏で中学受験がピークを迎えた。受験者数は5万人や6万人などと報じられ(註1、2)、複数の専門家は「少子化でも高止まり」と分析している。80年代は3万人台だったという新聞記事も残っており、中学受験が“加熱”しているのは間違いないだろう。最近では、芸能人が中学受験のエピソードを披露することも珍しくない。(全2回の第1回)。

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“加熱”の傾向が強まったことで、入試の難易度も80年代とは比較にならないほど上昇している。...

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