猫2000匹にマイナンバー?「マイニャンバッジ」制度スタート 事故・迷子リスクに期待
他自治体にも広がるのか
担当者はマイニャンバッジへの期待をこう語る。
「愛猫は室内・屋内で育ててほしい。そうすれば外飼いしている猫が事故に遭うなどのリスクも軽減されることにつながります。万が一、猫が外に出て迷子になった際にも、特徴を登録しており、写真もあるので、そういったものを活用して探すための呼びかけにも使えるかもしれません」(同)
環境整備課では制度の広がりに期待を寄せているが、今回の発表を受けて、他の自治体からの問い合わせなどはまだないという。群馬県全体でも「動物愛護条例改正を受けて、施策を発表したのは大泉町以外に把握していない」(群馬県食品・生活衛生課 動物愛護・共生推進係)というから、全国どころか県内や周辺自治体へ広がっていくかも、現段階ではまだまだ不透明ではある。
はるか四十数年前、1980年代初頭の日本では、運転免許証風のカードをはじめとする「なめ猫」グッズが全国でブームとなり、巷にあふれかえっていた。なめ猫の写真入りの免許証風カードを多くの人が求めたように、猫も杓子もマイニャンバッジを求める風潮になれば、といったところか。
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