バイト感覚で応募した「フジテレビ」オーディション まさかの「レオタード審査」に仰天
宮前真樹インタビュー第2回
1989年にデビューしたアイドルグループ「CoCo」。元メンバーで料理研究家の宮前真樹(52)は当時、「おニャン子クラブ」に憧れる普通の高校生だった。ある時、テレビをふと見ると、アイドル募集の告知を目にし、その場で応募。フジテレビで行われたオーディションを受けたのだった。(全6回の第2回)
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【写真】当時から「美少女」だった宮前真樹の幼少期、10代、20代、30代。初々しい「水着」ショット、デビュー前の「三つ編み」姿も
中学生の頃は、「おニャン子クラブ」が人気でした。当時、アイドルブームの象徴のような存在で、私も「入りたいな」と思っていたんです。その頃はソロアイドルも大好きで、(松田)聖子ちゃんや(中森)明菜ちゃん、キョンキョン(小泉今日子)、のりピー(酒井法子)、浅香唯ちゃんがいて、「かわいいな」と思っていました。
でも、おニャン子クラブが1987年に解散してしまって……。その2年後、当時は高校1年生の時です。家でぼんやりとお昼のテレビを見ていたら、「フジテレビの新番組が夕方から始まります、その番組に出る女の子を募集しています」というお知らせがあったんです。
「あっ、おニャン子が出ていた『夕やけニャンニャン』と同じ枠だ」と思いました。その時、本当にたまたま、アルバイトをしようと思って履歴書を書いていたんです。そのタイミングでテレビを見て、「こっちにしよう」と思って、遠足の時の写真などと一緒に履歴書を送りました。
すると、1週間後にフジテレビからピンクの封書で、「1次審査に合格しましたので、フジテレビまできてください」という連絡がきたんです。誰にも言わずにオーディションを受けていたので、その連絡がきて初めて母親に言いました。
母親は、私がアイドルになりたいことを知っていたので、「どうせ落ちるだろうけど、記念にフジテレビに行ってみたら」という感じで、「お母さんもフジテレビに行ってみたいから、一緒に行く」と言われました。
1次審査が通ったので、オーディションを受ける人はかなり絞られたんじゃないかと思って、フジテレビに向かいました。でも、曙橋駅から河田町のフジテレビまで行くフジテレビ通りには、女の子の長蛇の列ができていました。しかも、並んでいる子たちは本当に全員がかわいくて、びっくりしましたね。
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