S席は30秒で完売…伝説のグループ「CoCo」宮前真樹、アイドル仲間とステージに立つ今
宮前真樹インタビュー第1回
アイドルグループ「CoCo」の元メンバーで料理研究家の宮前真樹（52）が今年1月、ステージに立った。本格的に歌うライブは、50歳の時に行ったバースデーライブ以来、2年ぶり。同時期に活躍したアイドルらもゲスト出演し、大いに盛り上がった。「アイドルが大好き」という宮前に、アイドルやステージへの思いを聞いた。（全6回の第1回）
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【写真】当時から「美少女」だった宮前真樹の幼少期、10代、20代、30代。初々しい「水着」ショット、デビュー前の「三つ編み」姿も
2年前の50歳の時に、約20年ぶりにバースデーライブをやりました。きっかけは、2021年に飲食店を応援する3人組アイドル「東京フーディーズ」のプロデュースのお手伝いをしたことです。私はマネジャー的な立場で現場に行っていたのですが、そこで、CoCo時代にお世話になったスタッフの方々と久しぶりに再会したんです。
その現場では、よく「歌わないんですか？」と声をかけられたのですが、「ないです」と言っていました。でも、49歳の春頃、「やるとしたら50歳の誕生日くらいしかないですよね」と適当に答えたところ、ドバっと企画書が作られてきて、流されるままに50歳のバースデーライブが決まったという感じです。
正直、自分が歌ったところで人なんて来ないだろうと思っていました。話が進む中で、400人くらいのキャパの会場で開催することになり、「ウソでしょ」と思いながら、ツイッター（現・X）で宣伝していったんです。
不安をよそに、最前列のS席は発売わずか十秒で売れ切れて、チケットは数分で完売したんです。「本当に？」と思いましたね。ファンの方は「私」というよりも「CoCo」の歌が聞きたい人が多かったと思います。CoCo解散後に、ライブをやったメンバーがいないので、余計に「CoCoの歌が聞けるんだ」という期待値が高まったのでしょう。
ライブの告知は、特定の媒体を使ってPRするのではなく、自分のツイッターを使ったり、ゲストで出演してくれたあみちゃん（元ribbonの松野有里巳）やさっちゃん（乙女塾出身で元Qlairの今井佐知子）も宣伝してくれたりしました。まさに「手売り」のような感じでしたね。完売して、全員がビックリしましたね。
ゲスト出演してくれたさっちゃんは、なんと28年ぶりに世の中に出るという機会でした。彼女は引退後、一度もSNSやメディアに出ていなくて、徹底して表舞台から遠ざかっていたんです。
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