「女子アナが出演者と遊んでいるのに驚いた」 吉川美代子アナが明かすフジの接待文化 「フジの知り合いは“あったと思う”と」

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「局アナは接待要員ではない」がポリシー

 もっとも吉川さんは、報道畑だったため、国会議員とは食事をする機会があった。それでも、

「1対1ではなく、必ず政治部の記者と一緒でした。また、アナウンサーがタレントさんやスポンサー企業の方から会食に招待されたら、アナウンス部のデスクや部長に相談または報告するのが暗黙の了解でした。局アナは接待要員ではない、というのがアナウンス部のポリシーでしたし、社風としてもそれはあったように思います。ただ、自分を売り込みたいアナウンサーが上司に報告しないで制作サイドや出演タレントと飲みに行ったことはあったかもしれませんが、私は把握していません」

“あったと思うよ”

 まさに、フジの空気とは正反対である。

「先日、フジテレビの知り合いに、アナウンサーを接待要員として重宝していたのか尋ねました。“あったと思うよ”という答えでした。何も不祥事が起こらなければ、タレントも局アナもスタッフも一緒に和気あいあいと過ごして、楽しく番組作りができたでしょう。アナウンサーも人脈が広がったと喜んだかもしれません。でも、一度でも問題が生じてしまうと、その企業風土が世間一般の常識とズレていると思われてしまうでしょう」

 中居トラブルは、フジの特異な女子アナ文化という問題も炙り出したようだ。

週刊新潮 2025年2月13日号掲載

特集「フジサンケイ帝国 『日枝久』総帥に誰も引導を渡せない特殊事情」より

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