下水道管だけではない「日本の危険なインフラ」 高速道路、橋、マンションが総崩れの危険
10年、20年で一挙に老朽化する下水道管
1月28日午前10時ごろに発生した埼玉県八潮市での大規模な道路陥没事故は、原因が地下に埋設された下水道管の劣化だったため、今後も全国で同様の事故が起きるのではないかという不安の声が広がっている。事実、国土交通省の調べでは、下水道管が原因で道路が陥没した事故は、2022年に全国で約2,600件も発生していたという。
下水道をはじめとする日本のインフラストラクチャーが、長い時間をかけて少しずつ整備されたものであったなら、問題はもっと小さくて済んだだろう。...