“歌舞伎俳優を続ける”という決意表明か 市川猿之助が「かぶき手帖」に登場
「人気、実力、才気煥発と三拍子揃った役者」と紹介
およそ300人の歌舞伎俳優が掲載される「かぶき手帖2025年版」に、あの“名優”が帰って来た。
「例の事件で執行猶予中の、四代目市川猿之助(49)のページが復活していました」
とは歌舞伎担当記者。
「これは歌舞伎俳優が所属する日本俳優協会や松竹が編集と発行を担う歌舞伎のガイドブック。ファンなら毎年欠かさず購入する、バイブル的な一冊ですよ」
前回、猿之助が掲載されたのは2023年版で、
「写真と共に〈人気、実力、才気煥発と三拍子揃った役者である〉との紹介文が。ただ、文面はまったく同じです。あの事件以降、猿之助は舞台から遠ざかっていますが、といってその理由に触れるわけにもいかない。やむなく前回と同じ内容をそのまま掲載することになったとか」
2024年版は発売されず
言うまでもなく“あの事件”とは、2023年5月に猿之助が父親の歌舞伎俳優・市川段四郎と母親と、三人で一家心中を図ったとされる騒動だ。向精神薬を大量に服用した両親が死去する一方、猿之助は自殺ほう助の罪で逮捕された。同年11月、東京地裁は猿之助に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を下している。
この事件の影響で、発行元は2024年版の発売を見送ったとされている。
「猿之助には実刑という厳しい判決が下る可能性もありました。映画やテレビドラマ、バラエティー番組でもおなじみの人気俳優が起こした事案だけに、社会に与えた衝撃は小さくなかった。それゆえに、発行の取り止めは当然の措置ともいえました」
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