世の中の動きに鈍感な人は試すべき…東大生が伝授する「ニュースに強くなる」ための“シンプルな方法”とは
東大生の姿勢から本当の教養を学ぶ
『東大生が読み解く ニュースが1冊でわかる本』は、この東大生の特質を活用して書きました。単にニュースを知識として伝えるのではなく、そのニュースが社会のどのような問題を浮き彫りにしているのか、どのポイントに注目すれば、ほかのニュースとも関連づけて理解できるのかということを意識し、論点を整理しています。
もしかしたら、「この内容、教科書で見たことがあるぞ」という人もいるかもしれません。それもそのはず。実は「論点」になる話題をまとめたのが教科書なのです。
冒頭でお話した「雑談だと思ったらそんなことはなくてきちんと授業の内容と結びついていた」も、関係ないと思っていた内容や日ごろ起こっている事件や出来事が、教科書の内容や「論点」とつながっていると感じられたから、「おもしろい話だった」と記憶に残っているのです。
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この記事の前編では、同じく『東大生が読み解く ニュースが1冊でわかる本 2025年版』(TAC出版)の著者・西岡壱誠さんが、「試験に時事問題が出題される理由」を解説している。